【獣医師監修】愛犬のよだれが急にポタポタ… 汚れや病気のリスクとケア


みなさんは愛犬のよだれについて、気になったことはありませんか?
「最近、よだれが増えたような…」「いつもよりベタベタしている」など、愛犬のよだれの変化に気づいたことがある飼い主さんは多いのではないでしょうか。

多くの場合、犬のよだれは生理現象にすぎませんが、中には健康状態が悪化しているサインのときもあります。
また、よだれによって口周りが汚れることで皮膚炎を起こしてしまうこともあります。
今回は、犬のよだれの基本知識から、よだれが増える原因、対処法、そして普段のケア方法までご紹介します。


よだれが垂れているブルドッグ


犬のよだれは、人間と同じように唾液腺から分泌される唾液で、食べ物を消化しやすくしたり、口の中の細菌を洗い流したりする役割があります。


通常、犬のよだれは無色透明でさらさらとしています。
よく食事やおやつの前後、暑い時、興奮した時などによだれがポタポタ落ちることがありますが、これは自然な生理現象です。
一方、よだれの量が急に増えたり、粘ついたりする場合は歯周病などのサインである可能性も。

また、口周りがよだれで汚れると、被毛が茶色に変色することもあります。
口周りの汚れは放置すると炎症を起こすこともあるため、日常のケアが大切です。

  • ・よだれの多い犬種


ブルドッグやセント・バーナードなど、口の周りに皮のたるみがある犬種は、構造上よだれが溜まりやすい傾向があります。
また、パグなどの短頭種は体温調節のために口を開けて呼吸をすることが多く、結果的によだれが増えやすいです。

  • ・よだれの少ない犬種


ボルゾイやドーベルマンなど、口がすっきりとした形状の犬種は、比較的よだれが少ないとされています。
また、マルチーズやシーズー、ビションフリーゼなどの小型犬も、よだれの量が少ない傾向があります。


不思議そうにしているパグ


上記のとおり、食事の前などに出るよだれは特に問題はありません。
しかし、中には健康トラブルによってよだれが増えることもあります。
注意が必要なよだれの原因を見ていきましょう。

  • ・歯周病

犬の歯周病は非常に多く、3歳以上の犬の約80%が何らかの歯周病を持っているとされています。
歯周病が進行すると、歯茎が炎症を起こし、よだれが増えることがあります。
特に小型犬は歯が密集しているため、歯周病になりやすいです。
また、場合によっては菌が内臓に行き渡ることで心臓病などを引き起こしてしまうこともあるため要注意です。

  • ・口内の異物

わんちゃんは木の枝やおもちゃの破片など、さまざまなものをくわえることがあります。
こういった異物が歯に挟まったり、口内に刺さったりすると、痛みを感じてよだれが増えることがあります。
特に、急に口を気にしだす素振りが見られる場合は要注意です。

  • ・口内腫瘍

口内に腫瘍ができることで、よだれが増えることがあります。
特にシニアのわんちゃんでは、口内腫瘍のリスクが高まります。
腫瘍があると、口の痛みが刺激となり、よだれが増えたり、出血が見られたりすることがあります。

  • ・熱中症

犬は人間のように汗をかかないため、体温調節の手段として「パンティング」を行います。
暑さで体温が上昇すると、パンティングが激しくなり、それに伴ってよだれも増えることがあります。
特に夏場や運動後によだれが増えた場合は熱中症が疑われるため、獣医師の診察を受けることが大切です。

  • ・消化器系の不調

胃腸の不調や車酔いなどによる吐き気があると、よだれが増えることがあります。
よだれが多いことに加えて食欲不振や嘔吐、下痢などの症状も見られる場合は、消化器系の不調が考えられます。

  • ・神経系の病気

てんかんなどの発作や、脳の病気がある場合も、よだれが増えることがあります。
特に、ふらつきや意識レベルの低下、普段はしない行動などが見られる場合は、神経系の問題が疑われます。


よだれが多い犬


愛犬のよだれが気になる場合は、どのように対処すればよいのでしょうか?
状況に応じた対処法をご紹介します。

  • ・口周りを清潔に保つ

よだれが多い場合は、こまめに口周りを拭くことが効果的です。

特にパグなどのしわがある犬種は、しわの間に細菌が増殖することも多いので、注意が必要です。
ペット用のウェットティッシュや、ぬるま湯で湿らせたタオルで優しく拭いてあげるとよいでしょう。

口周りの汚れが気になる場合には、ドライシャンプーを使用するのも効果的で
す。
ドライシャンプーは水を使わずに脂汚れを浮かせて落とせるため、よだれでべたついた口周りを手軽に清潔にできます。

  • ・こまめな水分補給

熱中症対策のため、暑い季節はこまめな水分補給を心がけましょう。
また、水を飲む量が極端に減った場合は体調不良のサインかもしれないため、速やかに獣医師に相談することが重要です。

  • ・歯のケア

歯周病予防のために、定期的な歯磨きが大切です。
犬用の歯ブラシや歯磨きシートを使って、優しく磨いてあげましょう。
最初は慣れないかもしれませんが、少しずつ慣らしていくことが大切です。

また、歯垢除去効果のあるおやつやデンタルケアグッズを活用するのも効果的です。


前述のとおり、犬のよだれは健康状態が悪化しているサインの場合もあります。
次のような場合は、早めに動物病院を受診しましょう。

  • ・よだれの量が急に増えた
  • ・よだれの色や臭いに異常がある
  • ・よだれに血が混じっている
  • ・口から出血がある
  • ・元気がない
  • ・食欲不振


特に、元気がないなどの全身症状が見られる場合は、重篤な病気のサインかもしれません。
早めに獣医師に相談し、早期に治療を開始することが重要です。


歯磨きしている犬


愛犬のよだれトラブルを予防するために、日頃から心がけたいケア方法をご紹介します。

  • ・定期的な歯磨き

前述したように、歯周病を予防するために定期的な歯磨きをすることが重要です。
理想的には毎日、少なくとも週に2〜3回は歯磨きをしてあげましょう。
歯磨きを嫌がる場合は、1回あたりの時間を短くしたり、歯磨きガムを使用することも効果的です。

  • ・デンタルケア用品の活用

歯磨きだけでなく、歯垢除去効果のあるガムやおもちゃなど、さまざまなデンタルケア用品があります。
愛犬に合ったものを見つけて活用しましょう。

  • ・定期的な口腔チェック

定期的に口腔チェックをすることで、歯周病や口腔内の異常を早期に発見し、適切な治療や予防を行うことが可能です。
歯や歯ぐきの状態、傷や腫れ物がないかを確認しましょう。

  • ・適切な室温管理

特に夏場は、室温管理に気を配りましょう。
特に長毛種やダブルコートのわんちゃんは熱がこもりやすいため、冷房を使うなどで快適な温度を保つことが大切です。

  • ・グッズの活用

よだれの多い犬種には、よだれ用のバンダナやよだれかけを活用するとよいでしょう。
これにより、口周りが汚れることが少なくなります。
こまめに交換して、清潔に保つことが大切です。



愛犬のよだれは、健康状態を知る重要なサインの一つです。
通常、犬のよだれは食事前や暑い時などに増えることがありますが、それは自然な生理現象です。

しかし、よだれの量や質に異常が見られたり、他に体調不良がみられる場合は、健康状態に問題がある可能性もあります。
重要なポイントをおさらいしましょう。

  • ・犬種によってよだれの量に差がある
  • ・歯周病や腫瘍などがよだれの原因になっていることも
  • ・熱中症や全身症状もよだれが増える原因になる
  • ・口周りを清潔に保ち、定期的な歯のケアを行うことが大切
  • ・ドライシャンプーを使って口周りの汚れのケアが可能
  • ・病気が疑われる場合は、早めに獣医師に相談を


日頃からのケアと観察を続けることで、愛犬の健康を守ることができます。
よだれが気になる場合は、一度かかりつけの獣医師に相談してみましょう。





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