【獣医師監修】犬のグルーミングとは?愛犬の健康を守るケア5選


皆さんは愛犬のグルーミングについて、どのようなイメージをお持ちでしょうか?

「グルーミング」と聞くと、トリミングサロンで行うカットやシャンプーを思い浮かべる方が多いかもしれません。
実はグルーミングとは、美容だけでなく、愛犬の健康維持のために欠かせないケアの総称なのです。
日頃のブラッシングから、耳掃除、爪切り、シャンプーまで、グルーミングにはさまざまな要素が含まれています。

今回は、グルーミングの基本から、犬種別のポイントやトラブルの対処法まで、愛犬の健康と美しさを保つためのグルーミング方法についてご紹介します。


グルーミングされている犬


グルーミングは単なる美容のためだけのものではありません。
実は愛犬の健康管理において非常に大切な役割を果たしています。
グルーミングの主な役割を見ていきましょう。


定期的なグルーミングを行うことで、皮膚トラブルや異常を早期に発見できます。
ブラッシング中などに皮膚に炎症や寄生虫、フケなどを見つけることができれば、症状が進行する前に対処できるでしょう。
また、被毛の艶や抜け毛の量なども、わんちゃんの健康状態を反映する大切なサインです。


定期的なグルーミングは、わんちゃんの体を清潔に保つための基本です。
汚れや細菌を取り除くことで、皮膚病や悪臭の予防につながります。
特に口周りや足裏、肛門周りなどは汚れがたまりやすい部分なので、こまめなケアが重要です。


ブラッシングなどのグルーミングは、皮膚の血行を促進する効果があります。
血行が良くなることで、皮膚や被毛の健康維持につながるのです。
特に高齢のわんちゃんは、自力でのケアが難しくなるため、飼い主さんによるグルーミングがより重要になります。


ブラッシングやシャンプーは愛犬と触れ合い、コミュニケーションをとる機会でもあります。
また、定期的にグルーミングを行うことで、触られることに慣れ、動物病院での診察やトリミングサロンでのカットもスムーズになるでしょう。


シャンプーのすすぎをされているポメラニアン犬


主なグルーミング方法としては下記5つが挙げられます。
毎日の生活に取り入れることで、愛犬の健康管理にもつながるでしょう。


犬種や生活環境、皮膚の状態によって異なりますが、一般的には月に1~2回程度が目安です。過剰なシャンプーは皮脂を取りすぎてしまい、かえって皮膚トラブルの原因になることもあります。
日々の汚れが気になる場合は、ドライシャンプーで部分洗いをするのもひとつの方法です。

シャンプー前には必ずブラッシングを行い、絡まった毛や抜け毛を取り除いておきましょう。
これにより、シャンプー中の毛玉の発生を予防できます。

手順としては、まずは全身をしっかり濡らした後、シャンプーを手のひらで泡立てて下から順に洗い、最後に顔を優しく洗いましょう。
すすぐ際は反対に頭から順に流すことが重要です。
すすぎ残しは皮膚トラブルの原因になりますので、透明な水が流れるようになるまで丁寧にすすぎましょう。


犬種によって異なりますが、短毛種なら週1~2回、長毛種なら毎日のブラッシングが理想的です。
特に換毛期のわんちゃんは抜け毛が多くなるため、毎日ブラッシングすることが大切です。

また、犬種や被毛の状態によって、適したブラシが異なります。
被毛が長いわんちゃんは毛玉ができやすいため、スリッカーブラシとコームが適しています。短毛種ならラバーブラシが使いやすいでしょう。

手順としては、毛の流れに沿って優しく行うのがポイントです。
背中から始めて胸、足、お腹へと移り、最後に顔周りを優しくブラッシングしましょう。


耳は湿気がこもりやすく、耳垢や細菌が繁殖しやすい場所です。
特に垂れ耳のわんちゃんは耳が蒸れやすいため、2週間に1回程度の掃除の耳掃除が重要です。

ペット用の耳掃除液をコットンやガーゼに少量染み込ませ、耳の中に入れ、耳の根元を優しくマッサージします。
綿棒は耳の内部を傷つける恐れがあるため、必ずコットンまたはガーゼを使用しましょう。


爪が床につくくらい伸びていれば、切ることが望ましいです。
一般的に3~4週間に1回程度が目安となりますが、運動量や生活環境によって個体差があります。
爪が長すぎると歩きにくくなったり、関節への負担が増えるため、定期的なチェックが必要です。
嫌がる場合は、動物病院やトリマーさんに任せることも選択肢の一つです。


3歳以上の犬の約80%が歯周病にかかっているとされており、歯磨きは健康管理において非常に重要です。
歯垢がたまると歯石になり、口臭や歯茎の炎症、最悪の場合は歯を失う原因にもなります。
また、口腔内の細菌が血流に乗って心臓や腎臓に悪影響を与えることもあるため、定期的なケアが必要です。

可能であれば毎日、最低でも週に3回程は歯磨きを行いましょう。
最初は指にガーゼを巻いたり、歯磨き粉を直接指に着けて優しく歯の表面を拭くことから始め、慣れてきたら犬用歯ブラシを使用します。
奥歯は特に歯垢がたまりやすいので、入念なケアが大切です。


公園にいるビションフリーゼ


わんちゃんの被毛タイプによって、グルーミング方法は大きく異なります。
ここでは代表的な被毛タイプ別のグルーミングのポイントを解説します。


スムースコートのチワワやミニチュアピンシャー、ビーグルなどの短毛種は比較的グルーミングが簡単ですが、抜け毛は意外と多いこともあります。
特に換毛期には大量の抜け毛が出るため、定期的なブラッシングが必要です。
ラバーブラシなどを使うと、抜け毛を効率よく取り除けます。

短毛種は皮膚が見えやすいため、ブラッシング時に皮膚の状態をチェックしやすいという利点もあります。
赤みや湿疹、できものなどがないか、日頃からチェックしておくと安心です。



ゴールデンレトリバーやポメラニアン、ミニチュアシュナウザーなどの長毛種は毛玉ができやすく、特に注意が必要です。
毎日のブラッシングが理想的で、スリッカーブラシやコームを使い分けるのがおすすめです。まずスリッカーブラシで全体の毛をとかし、その後コームで細かい部分をチェックするという方法が効果的です。

特に耳の裏、足の付け根、お尻周りは毛玉ができやすい場所なので、念入りにブラッシングしましょう。
一度大きな毛玉ができてしまうと、取り除くのが難しくなるため、小さなうちにケアすることがポイントです。
シャンプーは2~3週間に1回程度が目安ですが、毛が長い分、洗い残しが多くなりがちです。



トイプードルやビションフリーゼをはじめとする巻き毛のわんちゃんは、毛玉や絡まりができやすいのが特徴です。
毎日のブラッシングが必要で、専用のスリッカーブラシやピンブラシを使うのがおすすめです。
特に足の付け根や耳の裏などはチェックしましょう。

また、皮膚が見えにくいため、定期的に毛をかき分けて皮膚の状態をチェックすることが大切です。
赤みや湿疹、フケなどがないか確認しましょう。

シャンプーをする際は月に1~2回程度が目安ですが、シャンプー剤が残りやすいので、十分なすすぎを心がけましょう。



ダブルコートは換毛期になると大量の毛が抜けるため、こまめなケアが重要です。
ブラッシングをする際はスリッカーブラシやアンダーコート専用のブラシなどを使い分けると効果的です。

シャンプー時は、アンダーコートまでしっかり濡らすことがポイントです。
洗い流しや乾燥をする際もアンダーコートまでしっかり行いましょう。


爪を切られているプードル


家庭でのグルーミング中に起こりがちなトラブルと、その対処法についてご紹介します。


わんちゃんがグルーミングを嫌がる場合、無理に行うと恐怖心や不信感を与えてしまいます。まずは短時間から始め、グルーミング後にはおやつや褒め言葉でポジティブな経験と結びつけるようにしましょう。

どうしても苦手な場合は無理をせず、トリマーさんに任せたり、より負担の少ないケア方法を試すことも有効です。


グルーミング中に皮膚の赤み、腫れ、かさぶた、脱毛などを発見した場合は、獣医師に相談しましょう。
特に症状が広がっている、よく皮膚をかいている、熱をもっているなどの場合は、早めの受診が必要です。

軽度の乾燥やフケの場合は、保湿を徹底したり、室内の湿度を調整する対策も効果的です。
また、獣医師の判断のもと、薬用シャンプーを使用することも考えられます。


毛玉が硬くて取れない場合、無理に引っ張ったり切ったりすると、皮膚を傷つける恐れがあります。
小さな毛玉なら、専用のコームやヘアミストを使用して少しずつほぐしていきましょう。

大きな毛玉や硬くなった毛玉の場合は、専用のハサミを使用したり、プロのトリマーさんに相談するのが安全です。
毛玉対策としては、毎日のブラッシングが最も効果的です。
特に耳の裏、脇の下、お尻周りなど、擦れる部分は念入りにケアしましょう。



愛犬のグルーミングは、見た目を美しく保つだけでなく、健康管理にも欠かせない大切なケアです。
ここで重要なポイントをおさらいしましょう。

  • ・グルーミングは愛犬の健康と清潔維持に不可欠
  • ・犬種や被毛タイプに合わせたブラッシングが重要
  • ・耳掃除、爪切り、シャンプーなど、部位別に合わせたケアが大切
  • ・トラブルがあれば無理せず、専門家に相談する


毎日のグルーミングは、わんちゃんとのスキンシップを深める大切な時間でもあります。
短時間でも続けることで、愛犬の健康と美しさを保つことができます。
ぜひ今日から、正しいグルーミングを始めてみてくださいね。




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