
「あ~、うちの子が泥だらけに…」
愛犬の姿を見ながら、ため息をついた経験はありませんか?
雨上がりの散歩で泥はねをしたり、外出の際に泥遊びを始めてしまったり…。
犬にとって泥と触れ合うのは楽しいこともありますが、飼い主さんにとっては悩みの種にもなります。
特に、泥だらけになった愛犬をきれいにするのは大変な作業ですよね。
今回は、泥汚れをきれいにする大切さ、シャンプーの選択肢、帰宅してから汚れを落とすまでの手順、シャンプー後に気を付けたい健康トラブルについて解説します。
シャンプーでしっかり泥を落とし、愛犬を健康できれいな状態にしましょう。
泥汚れを放置すると?

泥遊びや泥はねの後、汚れを放置するとどうなってしまうのでしょうか?
泥汚れを放置した際の主な影響としては下記が挙げられます。
- ・皮膚トラブルに
泥には様々な細菌や寄生虫が含まれている可能性があります。
これらが犬の皮膚に長時間付着していると、皮膚炎などのトラブルを引き起こす可能性があります。
特に、細菌や真菌による感染症や泥に含まれるアレルゲン物質によって引き起こされるアレルギー反応には要注意です。
- ・毛玉が発生
泥が乾いて固まると、被毛が絡まってしまい、毛玉の原因になることがあります。
また、雨でぬれている場合は湿気でさらに被毛が絡まりやすくなります。
別記事でも紹介したように、毛玉ができると皮膚トラブルのリスクが高まるため、なるべく早めに泥を取り除いて毛玉を予防することが重要です。
- ・臭いのもとに
泥は肥料や動物の排泄物などが混じっていることも多く、独特の臭いがすることがあります。
泥を洗い落とさないと臭いは残り続けてしまうため、時間が経つにつれて家中に広がってしまう可能性があります。
- ・ほかのものに付着
わんちゃんが泥汚れをつけたまま家の中を歩き回ると、床や家具などに泥が付着する可能性があります。
また、ご家族やほかに飼っている動物と触れ合うことで汚れがついてしまうことも考えられます。
このように、わんちゃんの泥汚れを放置すると様々なトラブルの原因となってしまいます。
そのため、外出後に泥で汚れてしまったらしっかり洗い落とすことが重要だといえるでしょう。
汚れに合ったシャンプーを

わんちゃんに付着した泥を落とす際は、汚れ方によってシャンプーを選ぶことが望ましいです。
全身に強い泥汚れが付着している場合は、一般的なシャンプーが向いています。
このような状態では、泥が被毛の根元まで入り込んでいることが多いため、ペット用シートなどで拭き取ることで汚れを落としきるのは難しいといえます。
汚れや泥に含まれる細菌などを落とすためにも、安全かつ高洗浄力のシャンプーを使用することがおすすめです。
CUaREのBioMedical CARE SHAMPOOは特許を取得した技術で水に洗浄効果を持たせており、自然な成分で汚れを落とすため、高洗浄力ながら安全性も高いシャンプーだといえます。
ご興味がございましたら、こちらからお買い求めください。
一方、散歩中の軽い泥はねや部分的な汚れの場合は、必ずしも一般的なシャンプーを使用する必要はありません。
このような場合は、ドライシャンプーで十分に対応が可能と考えられます。
ドライシャンプーは一般的なシャンプーと比べて洗浄力は高くないことが多いですが、水を使う必要がなく、短時間で済むというメリットがあります。
CUaREのBioMedical DRY SHAMPOOはBioMedical CARE と同様に洗浄力と安全性を兼ね備えており、部分洗いと全身洗いの両方に対応しております。
泥以外にも、毎日の汚れに使うことも可能です。
わんちゃんの汚れ方によって適したシャンプーは異なります。
その時の状態に合った方法で愛犬をきれいにしましょう。
帰宅したら…

泥が付着した状態で玄関に入ったら、まずはその場で汚れてもいい乾いたタオルで体を優しく拭きます。
わんちゃんは濡れたり、泥が付いたりすると体を震わせて水分や汚れを飛ばすことがあるため、なるべく早めに拭いてあげるのが理想的です。
一般的なシャンプーを使用する場合、以下の手順で愛犬をきれいにしましょう。
- 1.玄関で軽く汚れを落とす
まずは、足拭きタオルで、足回りの泥を優しく拭き取ります。
また、ペット用シートで体を軽くふき取るのも効果的です。
- 2.浴室に移動し、ぬるま湯で全身を軽く流す
ぬるま湯で体を流す際は、落とせる泥はできるだけ落としておきましょう。
- 3.シャンプーで洗浄を行う
この際、しっかりシャンプーを体になじませるようにし、流すときはすすぎ残しがないようにします。
- 4.体を乾かし、ブラッシングを行う
すすぎが完了したら、タオルで優しく水気を拭き取り、その後ドライヤーでしっかり乾かします。
丁寧にブラッシングを行い、毛並みを整えたら完了です。
ドライシャンプーを使用する場合は、玄関できれいにしてからそのまま部屋にあげることができます。
以下の手順でシャンプーを行いましょう。
- 1.ドライシャンプーとタオルを準備
玄関にドライシャンプーとふき取り用のタオルを用意します。
- 2.ドライシャンプーを使用
泡立てたドライシャンプーを手に取り、愛犬の体の汚れが気になる部分に泡を少しずつ伸ばしていきます。
この際、優しくマッサージするようにして泡を被毛になじませます。
- 3.タオルでふき取り、ブラッシングを行う
泡が十分になじんだら、数分おいてタオルで泡を拭き取り、ブラッシングで毛並みを整えたら完了です。
一般的なシャンプーとドライシャンプーで手順は異なりますが、いずれにしても帰宅した後はなるべく早くわんちゃんをきれいにすることが重要です。
泥遊びの後に気を付けること

泥遊びや雨の日の散歩後は、単に汚れを落とすだけでなく、その後の体調管理も重要です。
愛犬の健康を守るためには、以下のようなトラブルにも注意が必要です。
- ・皮膚トラブル
シャンプーの後にすすぎ残しがあったり、乾燥ができていない場合、かゆみや腫れなどの皮膚トラブルが引き起こされることがあります。
また、前述のとおり泥には様々な細菌や真菌が含まれているため、洗い落としきれていないと同様に皮膚トラブルの原因になりかねません。
シャンプーを行う際は、洗いあげやすすぎ、乾燥をしっかり行うことが重要です。
- ・感染症
外出時に泥や雨水を飲んでしまった場合、感染症にかかることがあります。
その結果、下痢、嘔吐、発熱、食欲不振などの症状が見られます。
感染症によっては進行すると命の危険まであるため、これらの症状が見られた場合は早めに獣医師にご相談ください。
- ・眼や耳の炎症
口以外にも、泥は目や耳に入ることで炎症を起こす可能性があります。
目に入ると結膜炎や角膜炎、耳に入ると外耳炎や中耳炎などの感染症が起こり得るため、愛犬が目や耳を頻繁にかくしぐさなどが見られたら要注意です。
- ・風邪
冷たい雨や泥遊びの後に体が冷えてしまうことにより、くしゃみや咳などの風邪に似た症状が現れる場合があります。
帰宅した後は早めにタオルで汚れや水分をふき取り、室内を適温に保つことで体を冷えにくくすることが推奨されます。
このように、泥遊びや雨の日の散歩後は、シャンプーで愛犬をきれいにするだけでなく、その後の体調にも十分な注意を払うことが大切です。
愛犬の様子をよく観察し、異常が見られた場合は早めに獣医師に相談しましょう。
まとめ
泥遊びなどで泥が付着した後のシャンプーは、皮膚トラブルや臭いなどを防ぐうえでとても重要です。
- ・汚れに合わせてシャンプーの種類を選ぶ
- ・帰宅したらシャンプーで泥を落とす
- ・シャンプーの際は洗い流しや乾燥などをしっかり行う
- ・シャンプーの後も愛犬の体調管理を
これらの点に気を付けることで、愛犬の清潔と健康を守ることが可能となります。
上記を実践しつつ、気になることがあれば獣医師にご相談ください。